格付けが確定した後に最高完成工事経歴は変更できますか?

2021年7月27日

最高完成工事経歴は格付けの重要な要素

東京都や東京電子自治体共同運営(都内市区町村)への入札参加資格申請では過去7年(9年の業種もある)のうちの最高完成工事経歴を入力する項目があります。

最高完成工事高は格付けの際の主観点として使われます。客観点は経営事項審査の結果通知に記載される総合評定値(P点)で、主観点と客観点を表に当てはめ、いずれか低い方の格になるというのが東京都と東京電子自治体共同運営の格付けの方法になります。

主観点と客観点のうちの低い方の格付けになるので最高完成工事高がアップすれば格付けが上がることもあります。このことが念頭になく、安易に小さい金額の工事で入札参加資格申請をしてしまい低い格付けになってしまったり、工事自体の入力をしなかったために無格付けとなってしまい後悔するケースもあるようです。

東京都は再審査申請が可能(デメリットもあり)

最高完成工事高を低い金額で申請してしまい、格付けが低くなってしまったという場合などは東京都は再審査申請をすることが可能です。この場合は契約書(注文書+請書)のコピーもしくはコリンズ登録をしている工事の場合は登録内容確認書のコピーを提出する必要があります。

ただし、デメリットとして審査期間中は入札参加ができなくなります。3週間から1ヶ月程度は入札参加資格が止まってしまいますので、その間は公共工事の受注ができなくなるということを認識した上で再審査申請を行うかどうか判断する必要があります。

東京都の工事入札参加資格の有効期限は2年ごとの年度末

東京都の入札参加資格申請は2年ごとの年度末まで有効期間があり、有効期間前に継続申請をします。2年間は同じ格付けとなるため、最高完成工事経歴を修正して格が上がった方が後々有利になるということも考えられます。このような場合は再審査申請をしてもいいかもしれません。

東京電子自治体共同運営でも再審査申請は可能?

東京電子自治体共同運営では最高完成工事経歴を修正するための再審査申請はできません。いったん取消申請をしてから新規申請という扱いになります。取消申請をしてから取り消されるまでの期間は10日程度かかります。そこから新規申請をして25日締めで翌1日から入札可能になるので、やはり3週間から1ヶ月程度は入札参加できない期間が発生します。

電子自治体共同運営は毎年継続申請が必要なので無理に取消新規申請をする必要はない

東京都とは異なり、東京電子自治体共同運営は事業年度終了ごとに継続申請をする必要があります。取消申請と新規申請で1ヵ月程度入札参加できない時期が生じるリスクを取るより、1年待って次の継続申請の時に最高完成工事経歴を修正する方が無難かもしれません。

ここがポイント!

  • 東京都は再審査申請が可能
  • 東京電子自治体共同運営は取消申請をしてから新規申請
  • どちらも最低3週間から1ヶ月程度は入札参加できなくなる
  • 東京都は継続申請は2年に一度、電子自治体は毎年なので、1ヶ月程度は入札参加できないことを考慮して再審査、取消新規申請をするかどうか考えるべき
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